クラシック・ポルシェがEVに チェシル買収のウェストフィールド、「356」の電動レプリカ発表
公開 : 2019.07.31 17:55
ウェストフィールドが、ポルシェ356のレプリカを製作しているチェシルを買収。両社が共同開発したのは、電気自動車版356スピードスターのレプリカでした。
Eスピードスターとは
サーキット用スポーツカー・メーカーのウェストフィールドが、ポルシェのレプリカで有名なチェシル・モーター・カンパニーを買収すると発表。両社は7月26〜28日に開催されるシルバーストン・クラシックのイベントで、ポルシェ356の電気自動車版レプリカを公開した。
1983年に創立したウェストフィールドは、英国ウェストミッドランドでロータス・セブンから着想を得たファイバーグラス製のサーキット用スポーツカーを製造している。一方、英国ドーセットに拠点を置くチェシルは、1991年から356のレプリカを製造しており、これまで500台以上を販売してきた。
ウェストフィールドは、ファイバーグラスを使ったボディの製造技術を活かし、「将来も存続可能な」チェシルのフラッグシップ・モデルを作ろうと考えた。それが、ポルシェ最初の量産モデルを忠実に再現した車体に電動パワートレインを搭載した「Eスピードスター」だ。
公開されたEスピードスターは、両社の数カ月に及ぶ共同開発から誕生した。これまで古典的な内燃エンジンを搭載するサーキット用ライトウェイト・スポーツカーを販売してきたウェストフィールドは、「ホームビルド・マーケットに投入する初の完全電気自動車」と称している。